10月212011

不眠の患者さんはたくさんいる。

実は僕も同じだから、あまり綺麗な生活指導ができない。

 

寝るって、自分の一日を終えるってことだから、

心がそこで満たされないと、

自分の一日をそこで終えてもいいよなと満足がないと、

満足まではいかなくても肯定できないと、

未練たらしくうじうじその一日を捨てられないと、

寝れない。

だから僕の場合、アルコールが必要になる。

ちょっとぼけさせて、

ときどき浴びるほど飲めば強制的に眠りに引き込んでくれる。

自分で切れない一日を、酒が切ってくれる。

 

誰かに、何かに切ってもらう生活というのは一面楽だけど、

楽に溺れると、体がきつくなって昼間の仕事でうまくいかなくなって

悪循環を引きおこしちゃう。

だから、飲まずに寝ないとなあ・・・と思うけど、

なかなかそれができないわけで。

 

むかし、師匠筋にあたる人が、

「夜寝るということは死ぬことに似てる」と言ってた。

「おれの年(60過ぎ)になれば、寝たら明日起きれるか怖くなるときがある」

「だから、寝るときは自分のすごした一日を大切にして、

よくやった、えらいと自分に暗示をかけて寝るんだ」

「そうすれば、よく眠れる」といわれたことがある。

たしかに。

自分をほめることができれば、褒められるように一日を生きれれば、

よく眠れるのかもしれない。

 

だから寝ることだけ治そうとしても難しいのが不眠の問題だと思う。

昼間の満たされ具合の問題だし、自分の選んだ昼間の生活の問題だから。

でもまあそれも自分だから、折り合いをつけながら、

破たんしないように生きれればいいかなと思ってる。

ガンマー400は破たんしかけているけど。

臨床してて思うこと(精神科) Doctors Blog 医師が発信するブログサイト (via petapeta)

(nun156848から)

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